昨夜、突然友人から連絡があり、
浜松フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に、彼と二人で行くことになった。
友人の奥様が体調を崩して行けなくなったとのことだった。
今日になって演奏会に行こうと準備していたら、
再び友人から連絡があった。
雪が止みそうもなく、近くの山が白くなり始めたから、
彼自身も出掛けられないとのことだ。
その結果、二人分のチケットをいただき、
カミさんと浜松アクトシティー大ホールに出かけた。
ボロディンの「だったん人の踊り」の美しいメロディーから始まった演奏会は、
素晴らしいものだった。
チェロをフィーチャーしたチャイコフスキーの「ロココの主題による演奏曲」
の美しさもさることながら、アンコールで演奏された「鳥の歌」は印象的。
第二部のチャイコフスキーの「白鳥の湖」では、指揮者の隣に「語り手」が座る。
そしてバレエの進行を分かり易く解説、
その「カツゼツ」も「間合いの取り方」も申し分ないものだった。
シュトラウスのポルカは、
鉄砲で指揮者を追いまわす様子も楽しい演出だった。
アンコールで演奏されたラデッキ―行進曲は、
新春にふさわしく大型クラッカーで終演を飾り、観客を納得させた。
重ね々々残念だったのは、素晴らしいギター演奏が音響のバランスが悪く、
ほぼ台無しとなった。
アランフェス協奏曲はCDで聴くべきとは云わないが、
演奏会場後方の観客にも聴こえることが、絶対条件だろう。
(私達は7列目の良い席でしたが、、、、)
その後のアンコールで「イエスタデイ」を演奏した時は、
ギター弾きのハシクレのけんジイさんも、
情けなくて、可哀そうで、泣きたくなった。
音響関係者のセンスと、演奏家との良きコミュニケーションを望む。
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