久しぶりに宮司君に会う。
最近の彼は少々陶芸への情熱を失い、
もっぱら文学方面へ時間と好奇心を費やしているようだ。
記事(中日新聞、東京新聞)は金子兜太といとうせいこうが選ぶ「平和の俳句」。
毎日新聞の万能川柳の常連宮司孝男だが、
いつの間にか俳句でも独特のセンスを見せてくれている。
陶芸に限らず、地方で工芸や絵画で「飯を食う」方々にとって、
「受難の時代」と云われて久しい。
しかしながら、趣味の延長で好きな事を仕事にし、
思う存分芸術家気どりをやって、
しかも経済的にも恵まれる時代が30年も続いたこと自体が、奇跡ではなかろうか。
宮司孝男の場合は、陶芸作家として行き詰まった時の逃げ場が、
実は一生を貫く得意分野だったことは幸運だと思う。
少々自分勝手なコメントになったが、
彼とは長い付き合いで、かれこれ50年になろうか、、、、。
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