ドイツで活躍中の、三ヶ日出身のバリトン歌手 夏目悠司。
一時帰国のコンサートに行く。
ある曲を聴いて、それが妙に印象的でいつまでも頭の隅にこびりついている、、、。
何てことがある。
当然タイトルを知らないから、
YouTubeか何かで調べてもう一度聴くことも無い。
この日、坂本秋乃が高橋早紀子のピアノ伴奏で弾くバイオリンを聴いた時、
それが解決した。
アッこれこれ!
フランクのヴァイオリンソナタの第一楽章。
ともかく一度聴いたら忘れられない美しい曲だ。
夏目悠司は小柄だが、確かな声量と美声の持ち主。
最後に「オオ ソレ ミオ」を歌わないと納得しない観客のためにも、
カルメンの「おまけ」も加えるなどサービス精神旺盛。
バリトンで聴くヘンデルの「リナルド」、これも印象的だった。
演奏会場にはかなり空席もあったが、拍手の大きさは満席かの様で、
何か温かい、家族的な雰囲気が漂っていた。
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