これまでの人生で衝撃を受けた音楽が何曲かある。
もっとも衝撃的だったのは中学生の時ラジオで聴いた「テイクファイブ」。
ご存知ジャズのスタンダード、四分の五拍子の名曲だ。
今ではどうにでも説明がつくが、初めて味わう変拍子の世界だった。
そしてもう一曲と云えば、
エリック・サティーのピアノ曲「ジグノペディー第一番」。
何の変哲もないメロディーなのだが、
メジャーセブンスのくり返しが何とも言えない浮遊感を作り出し、
とても印象的だった。
和声学でいえば「不協和音」と云うことになるのだろうが、
感覚的にはとても良く響くシャレたコード進行だ。
サティーの他の作品は知らないが、この一曲はピアノの世界を広げた名曲に違いない。
浜松市美術館に表題の展覧会を観に行った。
主催者のオタク風一辺倒。
1400円の入場料の割には、残念ながら観るべきものは無かった。
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