久しぶりに劇場で映画を観ました。
東京でジャズバーをやっている友人が、
一年ほど前に「いい映画」だと云って勧めてくれました。
それがやっと浜松で上映されました。
(しかも今日からレンタルが開始されるとか)
「才能のないドラマーはロックをやれ!」と、
いきなりフレッチャー先生の刺激的などなり声が飛び出し、
この映画の賛否両論の分岐点が先ずこの辺にあるのかな?、、、と感じました。
それにしても日本語の「クソったれ」に該当する英語が頻繁に出るので、
この言葉の正しい使い方が良く分かります(笑)。
余談ですが20年以上昔の映画、ショーンコネリーとダスティンホフマンが出演した
「ファミリービジネス」と云う映画も「クソったれ」の連発で、
これに肩を並べるのではないかと思い出しました(苦笑)。
この映画は「JAZZとは何ぞや」、、、と云うような深刻な映画ではなく、
マカロニウエスタンをジャズ風にやるとこうなる、、、、、と云うものでしょう。
観終わった時、自分の身体が10kgくらい軽くなった様な気持ちになります。
またJAZZを追及する道具としてドラマーが主役を演じるのですが、
対蹠的で最も印象的なシーンが一ヶ所あります。
それはフレッチャー先生が音楽大学を追い出された後、
場末の小さなライブハウスにて、トリオのピアノを弾くシーンです。
監督が示唆しようとした彼の本質が、ここにあるような気がしています。
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