摘果前(側花も実を付けています)
摘果後(一枝に3~4個を残します)
五月の末から六月にかけてキウイフルーツ花が咲きます。
キウイは雌雄異株(しゆういしゅ)と云い、実を結ぶためには、
雄の樹に咲いた花を摘み取った花粉を、雌の樹に咲く花にかける人工授粉が必要です。
花には側花(そっか)が二本あり、そのままにしておくと実を付けてしまいます。
この二本を摘み取り、適正な数と、一定の大きさの果実を育てるために摘果をします。
たくさんの花が咲き、実をつけることで樹は衰弱します。
するとその樹は体力を回復させるために、翌年は実を付けません。
一般の家庭で栽培するカキやミカンには表年と裏年があり、
毎年の収穫量は一定でないのはそのためです。
摘果は、毎年一定量のキウイフルーツを収穫するためだけでなく、
樹の体力の消耗をコントロールすることも目的の一つと云えます。
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