天竜区の船明ダム湖畔に「天竜路」という食堂があった。
「道の駅」の元祖のような所で、たくさんの自動販売機があり、
夕方になると「鳶の餌やり」などをやったりしていた。
ただ駐車場が狭いのが難点。
この街道を数分走ると本格的な道の駅「花桃の里」がある。
そんなわけでとうとう閉店となった。
今月、そこにラーメン屋が開店した。
さっそくカミさんと食べに行く。
醤油ラーメンと餃子定食の大盛り、、、。
ちょっと多すぎたが、ラーメンのスープまで飲み干す。
もう一昔前の現役時代のこと。
会社の近くにラーメン屋が出来た。
それが所謂「こだわり」のラーメン屋。
なにしろ静かにラーメンを食べなければいけない、
ヘタに店の中で会話をすると叱られる、、、、との噂だ。
それを聞いてさっそく会社の若い人達と3人でその店へ食べに行き、
聞えよがしに思い切り仕事の話をして、笑いも飛ばしてみた。
その時店長らしき人物がこちらに視線を向けてはいたが、それだけだった。
時間に追われて働く者が、銭を払い、ラーメン食べながら会話して叱られるはずがなかろう。
やはりただの噂だった。
4月に入り有名な料理人が二人亡くなったとテレビが報じた。
一人は周富徳、もう一人は何とあの時の店長らしき方だった。
ラーメンに関してとても有名な方だと聞いていたが、
テレビで訃報が出るほどの有名人とは驚いた。
この方の最も嫌いな言葉が引用された。
「ラーメンでも食べるか、、、、」と云うものだった。
それほどラーメンに自信とプライドを持っていたことを伝えたかったのだろう。
しかし、これには違和感がある。
私にとってウナギは、こだわりの大好物であこがれの食材だ。
いつでも「たまにはウナギでも食べるか、、、」とカミさんに云ってみたい。
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