東京都美術館の帰り。
上野の文化亭で昼飯。
そこから上野文化会館の楽屋口を眺めながら40年昔を振り返る。
かつてこの建物は日本屈指のコンサートホールだった。
台東区に住んでいたことがあり、たびたびクラシック音楽の演奏をここで聴いたものだ。
その頃、私は新日本交響楽団というアマチュアオーケストラでダブルベースを弾いていた。
この上野文化会館の地下に練習場があり、だからそこへも通っていた。
ドボルザークの交響曲第八番 をひたすら練習し、演奏会を目指していた。
ある時、田舎に帰ることになり楽器を手放しすべて打ち切りとなった。
それ以来ダブルベースを弾くことはなかった。
ドボルザークの第八番は「新世界」ほどではないが、日本ではよく知られた曲だ。
第三楽章のメロディーはとても美しく、この部分だけを楽曲として独立させたものが
あってもいいのでは、、、、、、。
ところで第八番を「イギリス」と呼ぶことには何の根拠もないらしい。
「新世界」のアメリカにあやかって名付けられた出版社のせこい陰謀かも。
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