原木栽培はブナ(主にコナラ)の伐採から始まる。
最近はホダ木が中国からも輸入される。
だから自分で伐採をしない栽培業者もいる。
紅葉が始まるこの時期に伐採する。
2か月ほどそのまま放置する。
これを「葉枯らし」と言う。
この間に丸太の水分が抜ける。
ホダ木のコンディションを整えるのが目的だ。
そして、玉切り、菌打ち、仮伏せを来年の3月までに行う。
シイタケは「2回の夏」を過ごして発生する。
つまり収穫は二年後の秋からだ。
(続く)
長い間木材の仕事をした。
ある時期、広葉樹の買い付けのために北米の製材工場を
100社以上歩いた。
太い丸太が伐採され、切り株の前に立つ。
アパラチアン山脈系のいろいろな製材工場を思い出す。
ああ、ホワイトオークの香りだ。
シイタケ原木にもそれに適したサイズがある。
直径90mm~120mmくらいか。
丸太は自然のものだ。
幹から細い枝まで、全部使う。
太い原木の伐採は危険をともなう。
その後の玉切りや移動、菌打ちの作業にも重労働が伴う。
しかし、太い原木は耐久性が高い。
何年にもわたり良質のシイタケが収穫できる。
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