4月8日。
ここは春野町。
熊切茶で有名な山里だ。
天竜川の支流気田川に流れ込む熊切川。
この川のほとりの「尾上さんちの庭」。
桜の花は満開。
天気は良いが、時おり強い風が吹く。
ここで野外コンサートが開かれた。
地元のボランティア、春野長蔵寺応援団の皆さんが中心となり、
シイタケのホダ木、魚や乾物の販売、地元産の煎茶や紅茶のサービス。
昼食は天ぷら、おにぎり、ケーキ、そして
「浜松魅惑のSOBA楽飲」の手打ち蕎麦。
ステージの最初は「スプリングフィールド」
女性のフィドルと男性のアコースティックギターのデュオから始まった。
楽しいトークを交え、アイルランドの民族音楽を。
最後にCDを限定で無料配布。
この気前の良さは春のしなんばたの雰囲気を一層盛り上げた。
ところでフィドルとバイオリンは同じ楽器だが、
民族音楽の場合はフィドルと呼ぶらしい。
「バイオリンは歌う楽器、フィドルは踊る楽器」
という解説は分りやすい。
次に、ステージには近くの茶農家、子育て中の若いご夫婦が招かれた。
二人ともに京都大学を出て、
これに至った経緯や日々の生活ぶりを、面白可笑しく披露した。
お二人ともに、周囲の人たちが応援したくなるキャラクターの持ち主。
ホームページを紹介しよう。
そして最後は地元の学生による弦楽四重奏。
弦楽器の野外演奏には良い条件とは言えない。
調弦に苦しみながらの合奏。
その中、チェロをすべて暗譜で弾いていた高校生はさすが。
かなり安定した低音部で、アンサンブルを支えた。
しなんばた(信濃畑)のいい一日だった。
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